天柱石(1,323m) 2012年10月25日

土小屋から石鎚山に向かう登山道から、天に突き出す巨大な岩石を見ることができます。
今回ホームページの記事を参考にして、土小屋からのルートで挑戦してみました。
登山道が余り良くないだろうと覚悟していたのですが、思ったよりもはっきりしていて
迷うこともなく、2時間半程で到着できました。

 「  登山マップ  」
登山ルートは、あまり整備されていない。
赤い軌跡は、今回歩いたルートである。
地形図上の点線とかなりずれているのは、
渓谷と森林にGPSの電波が遮られて弱くなり、
誤差が生じたものと思われる。
 「  石鎚登山道からの天柱石   」
土小屋ルートの途中から、天に突き出した岩石を見ることができ、
いつも気になっていた。
 「  登山口  」  ( 1,460m )
国民宿舎下の駐車場入り口近くの案内標識を「西之川」に下る。
 「  途中の登山道から  」
紅葉真っ盛り、上の方に「子持ち権現山 (1,677m) 」が見える。
 「  途中の登山道から  」
原生林の紅葉が素晴らしい。
 「  立派な木道  」
しっかりした木道で、安全に歩くことができる。
 「  三叉路の分岐  」 ( 1,270m )
このまま真っ直ぐ進めば「西之川」、左に進めば「天柱石」。
新旧2つの立派な案内標識があり、迷うことはない。
土小屋から分岐までの登山道は、はっきりしていて問題ない。
 「 快適な笹原  」
この付近まで下ってくるとスス竹が低くなり、
快適に歩くことができる。
 「 朽ちかけた木道  」
木の橋が朽ちかけているが、安全ロープが張られていて、
安心して渡る事ができた。
 「 朽ちかけた木道  」
こちらも同じように木の橋が朽ちかけている。
一人ずつ渡れば、全く問題ない。
 「 少し大きな川  」
地形図にもでている大きな沢である。
増水していれば、渡るのが難しいかも分からない。
 「 立派な案内標識  」
西条市が設置した立派な案内標識。
この沢を渡れば、もうすぐ十字路の分岐である。
 「 十字路の分岐  」 ( 1,130m )
このまま真っ直ぐ進めば「八丁坂」、左に進めば「天柱石」、
右に進めば「西之川」である。
 「 原生林の紅葉  」
この付近は、石鎚山三十六王子社の参道として整備されている。
ただこの付近が谷になっていて、少し難所のポイントである。
 「 やっと天柱石  」 ( 1,300m )
登山道の途中から、天柱石を垣間見ることができたが、
かなり接近した場所に行かないと見えてこない、
突然目の前に現れてくると言う感じである。
国土地理院の地図から天柱石の先端が1,323mなので、
登山道からの高さは23mになる。
 「 天柱石  」
天柱石は、傾斜地に突き出した巨大な岩石で、
王子社前から見ると30m位で、根本から見ると50mはありそう。
周囲が40m位、あまりに大きいのでカメラに収まらない。
 「 三十六王子社  」
石鎚山三十六王子社(第25番)とあって、やさしい顔をしたお地蔵さんが、
印象的であった。
 「 土小屋付近の紅葉  」
帰り道、土小屋近くの紅葉、余りにも見事な色彩なので、
車を止めて撮影した。


 「 天柱石 」の感想 

石鎚山に登山される方の多くは、登山道から天柱石を確認され興味を持たれていると思います。
このルートは、谷間のコースなので殆ど風景を見ることができません。また、登山口から1,130mの十字路
まで約330m下って、そこから天柱石へは約170m登らなければなりません。
標高差は約500mで、沿面距離が約4.0Km(片道)になります。
石鎚山の登山者が、「帰り道ちょと寄り道して天柱石でも見て帰りましょうか」ということに
ならないのでしょう。疲れ果てたうえで最後の登りはなかり厳しいものがあります。
登山道の状況ですが、国民宿舎から三叉路の分岐までは、スス竹が茂っている所もありますがかなり
しっかりしています。三叉路の分岐から十字路の分岐までは、迷わない程度にはっきりしています。
十字路の分岐から天柱石までは、石鎚山三十六王子社の参道として良く整備されています。
写真をご覧の通りで、天柱石を良く見たい方は、紅葉の季節が終わり落葉の後に行かれることを
お勧め致します。