不入山(1,336m) 2012年11月18日

遊山会では、2005年11月既に登山している山です。
最近会員となった私たちは、未経験であったので、今回挑戦してみました。
特にこの山には、モミの木(森の巨人たち百選)があるので、楽しみにしていました。
久万高原町からは、約1時間程で林道口まで到着することができる、大変身近な山です。

 「  登山マップ  」
林道口から登山口まで約1時間歩く必要がある。
赤い軌跡は、今回歩いたルートである。
青い線は、幽谷コースで未踏査ルート。
 「  林道口   」
左手に車両3台分位のスペースがあるので駐車する。
右手には「森の巨人たち百選」の案内標識がある。
右正面を少し登った所に、ゲートがあり車両は通行できない。
 「  案内標識  」
案内標識には、モミの巨木のある場所が示されている。
林道口から見える場所(峠より少し左手)に確認できる。
 「  森の巨人たち百選  」
林道口から約30分歩いた林道脇に標識が立っている。
推定樹齢210年、樹高38b、幹周3.8bとある。
 「  モミの巨木  」
案内標識から約50b山手に入った所に立っていた。
人と比較して、その大きさが分かる。
 「 モミの巨木  」
地上から約10b位まで真っ直ぐ天に伸びている。
林野庁のホームページ 「モミの木の写真」は、こちらから。
 「 林道からの天狗高原方面  」
林道の途中から天狗高原方面が良く見えた。
この付近以外では余り周囲の山々を見ることができない。
 「 林道から見た不入山  」
この付近まで来ると、これから登る不入山が正面に見える。
中央付近が山頂なのか?、確認できなかった。
 「 登山口  」
登山口にある標識、「不入山山頂へ」「1,300m、約60分」とある。
 「 分岐点の標識  」
真っ直ぐ進めば、「槙尾根ルート」、上に進めば「幽谷ルート」とある。
帰りに「幽谷ルート」と思っていたが、帰路の分岐点が分からなかった。
 「 槙の巨木  」
槙尾根ルートは、石灰岩が一部むき出しになっていて、
表土が少なく、樹木にとって厳しい環境となっている。
 「 長く伸びた樹根  」
岸壁の途中に張り付いた樹々、厳しい環境を物語っている。
中には5b以上もありそうな長い樹根もあった。
 「 巨樹  」
大きなウロのある巨木「太郎坊」とかかれた小い表示板があった。
槙?なのか、大きすぎて木の葉を確認するのを忘れてしまった。
 「 岩盤に取り付いた巨木  」
根元の直径が50p位ありそうな巨木が岩盤に張り付いていた。
原生林の厳しさと、この森が持っている「偉大な生命力」を感じた。
 「 山頂間近からの五段高原  」
山頂までもう少しの所から、天狗高原と五段高原が良く見えた。
写真の中央には、五段高原の「風車」2基が見えている。
 「 山頂からの石鎚山系  」
左から堂ケ森、二ノ森、石鎚山、筒上山、手前が鳥形山である。
堂ケ森の左手には、中津明神山も良く見えていた。
鳥形山は、石灰岩採掘のため山頂部が崩され、痛々しい。
 「 山頂からの高知方面  」
山頂はそれほど広くはないが、石鎚方面と高知方面を展望できる。
天気が良かったので、須崎湾や太平洋を見ることができた。


 「 不入山 」の感想 

久万高原町には、愛媛県で唯一「森の巨人たち百選」に選定された「猪伏の大トチ」があります。
高知県には、 「林野庁−森の巨人たち百選」 によると、5カ所も選定されており、昨年の6月「大杉」を見に 千本山 に行きました。
千本山は久万高原町からかなり遠距離でしたが、今回近くにある不入山に巨木を見る為に登りました。
登山口までの林道は、歩きやすいのですが、植林しているので周囲の景色を余り見ることができません、
木々の間から鳥形山や津野町の風車を垣間見れ、開けたB番ポイントからは天狗高原方面が良く見えました。
E番ポイントの分岐点に「幽谷コース」「槙尾根コース」の標識があり、帰り「幽谷コース」で下山しようと思って
いましたが、帰路の分岐点を見逃したのか、通ることができませんでした。
コースの状況は、登山口から頂上までの距離は約1.3qで1時間程ですが、余り整備されておらず足元が悪い
ので、距離の割には厳しい山だと感じました。
頂上からは、石鎚山系や太平洋も展望することができ、残された原生林もあって素晴らしい山だと思いました。