登山道のスタート地点へは、国道33号線の美川にある御三戸嶽(みみどだき)から県道212号線を面河方向に約3.5km程進むと、
伊予鉄道七鳥バス停にある土佐街道の案内板が右手に現れます。
ここから3つの峠を超えて8km進むと宮ノ前手前の越ノ峠に出ることができます。
このルートは、他のコース同様に生活道路や作業道により分断されており、迷い易い所もありますので、
案内標識を設置しました。 |
案内板をマウスでクリックすると 拡大表示されます。 バス停の左手から面河川に下って行くと4体の石仏 「供養塔」 と久万高原町では珍しい 「沈下橋」 があります。 |
地図上の1番から30番は、今回設置した 「越ノ峠」から「七鳥」の案内標識番号で、 【三坂峠〜黒滝峠】のページの史跡、遺跡、文化財等を示す 1番から70番とは異なります。 |
案内板の近くに 「東光寺」があり、 「土佐の高知の・・・・・・・・ぼんさんかんざし」と歌われた僧「純信」の過去帳を収めた寺です。 東川に 「純信和尚」の墓石があります。 |
東光寺からすぐの所に 「10里石」があります。 松山札の辻より10里のところが、十の下側が削られています。 「11里石」と取り違え、1を削ったとの言い伝えがあります。 街道をはさんだ対面に立派な 「常夜灯」があります。 |
土佐街道らしい雰囲気の残った1つ目の峠が、「カシガ峠」です。 すく近くには可愛らしい 「地蔵尊」があります。 |
もう間もなく程野集落が現れ、左手が土佐街道です。季節によっては通行できませんので、 右手の道路を約100m程進んで直ぐ小道を左折します。 |
左手にある小屋の裏手に標識があるので、左折します。右手にある 「供養塔」を見ながら補助標識に従い右折して山道に入ります。 |
供養塔から約200m程山道を登ってくると、 「四ツ辻」が見えてきます。 左右が里道ですので直進してください。 |
七鳥から2つ目の峠が 「色ノ峠」(いろのとう)です。 |
色ノ峠から急坂を下って行くと 「九里石」に着きます。 九里石は根元が折れて倒れていたので、会員で建て直しました。右下の記念写真がその時の参加者です。 |
林道の左手に標識があり、裏側に小川があります。右手の方向に土佐街道が残っていますが、橋がなく通行できません 県道まで下って下さい。右手側に珍しい 「馬頭観音」が林道に背を向けてひっそりと佇んでいます。 |
14番に橋があり渡ることができれば、街道を通りここまでこれます。 県道を横切り有枝川を渡って山道を進んで下さい。 |
この付近が迷い易い所です。道沿いに進んでくると左手に下ってしまいそうですが、 標識を見失わないように右手に回り込んで進んで下さい。 |
この付近の土佐街道は、作業道のため分断されていて通行できません。 次の21番までの区間は林道を迂回して進みます。 |
20番からここまで約200m程林道を進み、再び山道に入って行きます。 |
25番にでてくると材木集積のため作られた広い場所にでてきます。 26番付近からは2本の作業道がありますので、左側を進んで下さい。 |
ここからも左右どちらにも作業道がありますが、 標識に従い右側を進んで下さい。 |
七鳥から3つ目の峠が 「はしがみ峠」です。 ここから暫く下って行くとコース終点の 「越ノ峠」に着きます。 |
この 「八里石」は、林道工事中に破損し、平成9年に修復されこの場所に復元されました。 ここから少し下ればこのコース終点の 「越ノ峠」(こしのとう)に着きます。 |
1番から30番までの案内標識写真を掲載しました。 当会が編集 「土佐街道山歩きマップ」 (久万高原町教育委員会発行) と今回設置した道標を頼りに久万高原町内の土佐街道を歩き、 往時の愛媛の人びとの暮し向きを偲んでいただきたいと思います。 |
歴史の道調査報告書: 土佐街道(三坂越え)抜粋を掲載しました。 |